穏やかな最期ってなんだろね?
先日、ある患者さんの最期の姿について私が思う事を書いたのですが👇🏻https://hanadakara.hatenadiary.com/entry/2021/02/21/221654
その後日談がありまして
そのお話。
*☼*―――――*☼*―――――
今日、御家族にお会いしたら
「最期までこんなに穏やかに過ごせて、母は本当に幸せです。」
私は、あの断末魔の最後の叫びや
亡くなる数ヶ月前の悲痛な様子を
思い出し
ちょっと言葉に詰まってしまいました。
家族には
穏やかな自分を装っていたのかな?
認知症ってなんでしょうね?
本当の姿ってなんでしょうね?
全部現実だし全部事実
私がみた最期は断末魔
家族がみた最期は穏やか
どちらも本当で
どちらも嘘なのかもしれないな。
それは本人にしかわからない。
もしかしたら本人にもわからないのかも。
この人前ではこんな自分
あの人の前ではこの自分
色々使い分けて生きているのが
人間だと思うと
最期の印象が
人によって違うって事になるんだろうな。
施設って
そういう人の
見せたくない部分を請け負う場所なのかもしれない
と。
自分がどう在りたいのか
定まっていれば
必要のない場所
なのではないでしょうか。